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里山研究会について

里山研究会は1992年7月に組織されました。

当時は,バブル経済によるゴルフ場開発などが全国的な問題になっていました。京都でも,大文字山ゴルフ場・ポンポン山ゴルフ場といったゴルフ場開発計画や,関西文化学術研究都市の建設によるオオタカの生息地の破壊が問題となっていました。

このように,里山の自然破壊が問題となる一方で,人の手の入った里山の二次林は長い間,生態学的には価値のないものとみなされていました。

ところが,関西学研都市建設予定地内において特殊鳥類(当時。現,国内稀少野生動植物種)であるオオタカの生息が確認されたり,稀少植物のイヌセンブリが発見されたりしました。

里山研究会は,このような身近でありながら多様な里山の自然を生態学的に調査するという目的を持って生まれました。

現在,京都府田辺町で動植物の調査を行っています。また,随時,講演会やワークショップなどを開催して研究者と市民とが意見をかわす場をもうけています。

特に会費を定めたりはしていませんが,カンパをいただければニュースレター(不定期刊)をお送りして,講演会などの催し物のご案内をいたしております。