「クマ×共生ハッカソン ~あなたのアイデアが石川の安全を変える~ 第1回 課題発見編」(石川県・金沢市共催)に向け、今回はクマ出没データをGISで見ていきたいとおもいます。
データ
前処理したクマ出没データを使います。今回はQGISで読み込ませるので、CSVで出力したデータを使用します。
それから、国土数値情報から土地利用細分メッシュデータをダウンロードして使用します。使用するのは、石川県の部分(L03-b-21_5436, L03-b-21_5536, L03-b-21_5537, L03-b-21_5636, L03-b-21_5637)です。また、行政区域データも使用します(N03-20250101_17)。これらのGeoJSONファイルを使用しました。
QGIS
QGISでこれらデータをベクタレイヤとして追加していきます。図 1 のようになりました。背景として土地利用図を描き、その上に行政区域を線で描き、さらにその上にクマ出没情報をプロットしています。

金沢周辺
金沢周辺をみてみます(図 2)。森林と、市街地や農耕地との境あたりで出没情報が多くなっているようです。また、内灘町の河北潟の西側あたりでも線状に出没がみられますが、これは「若グマ(繁殖・分散)の出没」かつ「河川からの出没」となっていました。

小松・加賀
小松市から加賀市あたりです(図 3)。ここも金沢周辺と同様に、森林と市街地・農耕地との境界付近で出没情報が多いようです。

七尾周辺
七尾周辺です(図 4)。出没情報の数は、金沢周辺や小松・加賀周辺とくらべると少ないようですが、七尾市鵜浦とか志賀町の猪之谷貯水池の近辺とかがちょっと出没情報が多そうです。
