さとやま

里山研究会ニュースレター
第2号
1992年11月1日発行

第1回公開講演会ひらかれる

9月19日午後2時から,京都市伏見区の森林総合研究所関西支所で第1回公開講演会が開かれました。当日は70名の参加者があり,また,参加者のみなさまから多額のカンパを頂きました。この場を借りてお礼申しあげます。

講演会にさきだって,京都大学生態学研究センター助教授の田端英雄代表があいさつし,里山研究会を発足させることとなった経緯や,今後の方針について説明しました。

ひきつづいて,田端英雄,京都府綴喜郡田辺町の打田薪炭生産組合組合長の南五晴の両氏の講演が行われました。両氏の講演の要旨は以下のとおりです。

田端英雄「里山の自然」

 里山が,現在の姿になったのは実は最近のことで,江戸期には樹木があまりない状態であったと推定されている。これは明治期の写真をみても同様である。その後,燃料革命によって里山に対する依存度が減ったことで,最近の良い状態になった。しかし,このまま放置しておけば遷移が進行し,里山は違ったものになる。そうなるのがよいのかどうか答を出す必要がある。

礫・砂・粘土が層をなしている大阪層群の上に成立している京都府南部の里山の植生は地質条件を反映して,非常に複雑である。ここでは,微妙な環境に適応した繊細な植物が生息しているが,このままいくと微妙な環境はなくなってしまうだろう。

南五晴「南山城の炭焼き」

打田地区は,田辺町の西南部,奈良県生駒市との府県境ちかくにあり,88戸400人が住んでいる。ここは自然が豊かなところで,春にはウグイスがなき,川にはサワガニがすむ。6・7月にはホタルがとぶ。夏にはカブトムシ・クワガタムシがとれる。

昔(昭和10・20年代)使っていた窯は漆喰でつくっていた。窯は,炭をやかないと2年もたない。こんど復活させた窯は,耐火レンガと耐火セメントで作ったのだが,途中でくずれたりして完成させるまでに苦労した。費用は100万円ちかくかかり,地元負担と補助金でまかなった。

炭材は,畑に影をつくって邪魔になる木を使う。できた炭は,焼肉用や茶道用に販売した。

(伊東)


投稿

農家からみた里山の哺乳類

森 豊彦(環境科学(株))

はじめに

里山の原風景の復元や生き物と共生するまちづくりに関するシンポジウムや報告書が最近多く,流行の兆しがあります(最近の本では,自然環境復元研究会編,1991,杉山・進士編,1992,進士,1987,重松1991,リバーフロント整備センター編,1990,古川・大西編,1992,自然保護財団埼玉県野鳥の会編,1990,バードデザインハウス編,1992,桜井,1991,武内,1991,武内ら,1990など多数ある)。こられの社会的な流行は,都市に住む人たちの生活空間である身近な自然が破壊され,失われつつあることを示唆すると考えられます。また,特に,都市に住む年輩の方々にとっては,ホタルが飛び交う里山の原風景に郷愁の念を抱いている人が少なくありません。こうした気運の中で,ワークショップ「里山の現状」が開催されたのですが,残念ながら参加することができませんでした。ところで,このワークショップで里山の現地視察地の1つであった京都府向日市(田端,1992)に住んでいます。里山の現状についての断片的な知見の一部を,多くの農家の人々に接してきた経験を元に里山の哺乳類の現状をみることにします。

哺乳類は鳥類や昆虫類などよりも農家の人には個々の種名がわかり,里山の日常生活と密接に結び付き,老若男女だれにでも分かりやすい動物ですから,里山の生き物の現状をみる上で,大変よい指標動物だと考えられます。ところで,他の鳥類・昆虫類・魚類などの生息状況も聞き取り調査したことがありますが,鳥類ではカラス・キジ・スズメなど,昆虫類ではゲンジボタルなど,魚類ではコイ・フナなどわずかな種名がわかるだけであり,ネズミ類を除いてほとんど全ての種名が正確にわかる動物群は哺乳類のみでした。また,大型・中型哺乳類は里山の食物連鎖上で上位に位置し,他の鳥類や昆虫類などの生息状況を把握する上でも重要な動物であると考えられます。

関西の京都府,滋賀県,大阪府,兵庫県の里山で農林業に従事されている方々に,哺乳類の現状を聞き取り調査してきたフィールドノートを基に,今置かれている里山の哺乳類の現状や農家の人々の哺乳類への関わり方を拾い挙げてみました。これらは断片的な資料に過ぎませんが,里山の哺乳類の現状を考える上での基礎的な資料の一つになると考えられます。

農家の声

1988年から1992年までの期間に主な哺乳類の現状を各府県のいろいろな地域の農家の方々からの聞き取り調査結果を各府県ごとに以下に示しました。

●イノシシ

京都府:昔は多かったが,最近極めて少なくなってしまった(A氏)。水田を荒すので猟友会などに頼んで捕獲して頂き,近年全く見られなくなった(B氏)。

滋賀県:大変多く,1年中出没する。シシ囲いとして6Vの電圧の電線を水田の回りに張り巡らしている(A氏)。水田の稲を加害する。トタンで水田の回りにシシ囲いを作るが,毎年大変だ。薬剤散布などによる簡単な防御法を教えてほしい(B氏)。足跡を見た(C氏)。

大阪府:減少している(A氏)。少ない(B氏)。

兵庫県:秋に出没する(A氏)。大変多く,クリを食べる(B氏)。多くはない (C氏)。

●シカ

京都府:20年以上前に見かけたことがあるが,今は全く見ない(A氏)。大変多く,水田の周囲に電気を流した電線の柵を設置して防御をしている(B氏)。

滋賀県:5〜7月頃に出没する(A氏)。生息するが,詳しいことは分からない (B氏)。

大阪府:稀にいる(A氏)。いない(B氏)。

兵庫県:生息するが,詳しいことは分からない(A氏)。稀に出没する(C 氏)。

●ツキノワグマ

京都府:20年以上前に見かけたことがあるが,今は周囲が開発されて全く出没しなくなった(A氏)。秋頃に出没することがあり,農耕地で足跡を見かけたことがある(B氏)。スギ植林に出没した(C氏)。

滋賀県:見たことがない(A氏)。

大阪府:いない(B氏)。

兵庫県:見たことがない(A氏,B氏)。20年前くらいに山奥で見かけたことが ある(C氏)。

●ニホンザル

京都府:毎年出没するが,1〜2頭程度である。親子連れが現れることがある。ジャガイモを食害する(A氏)。

滋賀県:群れはいないが,1頭ほど出没する(A氏)。非常に多く,群れが生息している(B氏)。畑のカボチャを食べられた(C氏)。

大阪府:いない(A氏)。2〜3年前に1頭見かけたことがある(B氏)。

兵庫県:見たことがない(A氏)。10年前までは1頭くらいが出没し,人家の中まで入ってきたここがある。今は全く見かけない(B氏)。稀に1頭程出没する。8月頃に1頭出没した(C氏)。

●キツネ

京都府:近年,大変少なくなった。稀に鶏を狙うことがある(A氏)。生息しているが,生息状況はあまりよくわからない(B氏)。

滋賀県:生息しているが,生息状況はわからない(A氏,B氏)。

大阪府:夜にコーンコーンと鳴く。多い(A氏)。生息する(B氏)。

兵庫県:少ない(A氏,C氏)。生息する(B 氏)。

●タヌキ

京都府:畑の農作物をよく食べる。日中でもよく出会う。10月頃によく見かける(A氏)。生息しているが,詳しくはよくわからない(B氏)。

滋賀県:生息しているが,生息状況はわからない(A氏,B氏)。

大阪府:多い(A氏)。生息する(B氏)。

兵庫県:時々見かける(A氏)。生息する(B氏)。非常に多い(C氏)。

●ノウサギ

京都府:生息しているが,生息状況はわからない(A氏)。少ない(B氏)。

滋賀県:生息しているが,生息状況はわからない(A氏)。植林した若いスギを加害して困る(B氏)。

大阪府:多い(A氏,B氏)。

兵庫県:昔より少なくなった(A氏)。大変多い(B氏,C氏)。

●テン

京都府:生息しているが,生息状況はわからない(A氏)。少ない(B氏)。

滋賀県:生息しているが,生息状況はわからない(A氏,B氏)。

大阪府:ほとんど見かけない(A氏)。

兵庫県:昔より少なくなった(A氏)。テンとイタチの区別がわからない(C 氏)。

●イタチ

京都府:生息しているが,生息状況はわからない(A氏)。大変多い(B氏)。

滋賀県:生息しているが,生息状況はわからない(A氏,B氏)。

大阪府:多い(A氏,B氏)。

兵庫県:時々見かける(A氏)。生息する(B氏)。

●モグラ類

京都府:多い(A氏)。大変多く,水田の畦に穴を開けるので困る(B氏)。

滋賀県:多い(A氏,B氏)。

大阪府:多い(A氏,B氏)。

兵庫県:大変多い(B氏)。

●その他の哺乳類

京都府:リスはあまり見かけたことがない(A氏)。アナグマをみかけたことが ある(C氏)。

滋賀県:野犬がいる(A氏)。カモシカを見たことがある(A氏)。

大阪府:ハクビシンは知らない(A氏)。ムササビはいない(A氏)。ネズミ類 も多い(A氏)。コウモリは知らない(B氏)。

兵庫県:リスを見たことがある(B氏,C氏)。

里山の哺乳類の現状

農家の人々にとって,哺乳類は大変親しみのある動物というよりも害獣として位置づけていると考えられます。特に,イノシシ・シカは農作物に大きな被害を及ぼす哺乳類であり,これらの防御の為にシシ囲いの設置など大変な労力と費用を費やしてきています。ところで,和歌山県や兵庫県では,石垣で造営された古来のシシ囲いが山中に残されています。和歌山県の山中で調査したシシ囲いの石垣は,まるで万里の長城のように長大で立派なものでした。この石垣はかなり急斜面の山の中腹から河川敷に至るまで数kmに及んでいました。昔からイノシシの加害は農家の人々にとって生活の基盤を脅かすものだったといえるでしょう。近年,イノシシは狩猟圧のために減少あるいは,地域的には絶滅した所もある。まだ多く生息する地域もあるものの,年々減少している地域が多い。農家の人々のイノシシに対するイメージと被害の大きさからみると,里山の哺乳類の中では,相撲に例えれば横綱の地位を占めると思う。シカも地域によっては大関の地位に位置するかも知れない。

ツキノワグマは関西地方ではその繁殖地域は限定されており(農林水産省森林総合研究所鳥獣管理研究室,1992),里山ではクマの生活痕跡を農家の人々でもほとんど見ることがない。関東の栃木県で調査した時,山中のスギ植林でクマ剥ぎ跡を沢山みかけていますが,関西では京都府京北町の山中で足跡を見つけたことがあるものの,稀にしか見ることができません。クマの行動圏が奥深い山林に限られていることが里山の哺乳類としての地位を失っている原因といえそうです。

ニホンザルは,関西では1〜2頭程度の離れザルが里山に出没するくらいで,農作物に対する大きな被害はあまりない。昨年,京都市伏見区に出没した親子ザルの報道が新聞を賑わしていたが,イノシシほど大きな危害を農家の人々に与えていません。3年前の7月頃に京都府向日市の自宅の周辺にもニホンザルが1頭出没し,近くの畑を荒して農家の人を困らせていた。枝豆やトマトは殆ど全て食べられてしまい,残ったのがナスだけだった。サルにとってナスはまずいかったようだ。

キツネに対する農家の声として共通することは,昔は夜にコーンコーンと鳴く声をよく聞き,人家の周辺に沢山いた,という。しかし,現在では鳴き声を聞くことがないかあるいは全く聞かなくなった。つまり,現在,キツネは減少しつつあり,里山の哺乳類としての地位が落ちていると考えられます。逆に,タヌキは里山では昔よりも増加していると考えられます。事実,タヌキは日中でも里山でよく見かけ,農家の人々も昔よりも増えたといっています。なぜなのでしょうか。里山の哺乳類相の変遷を考える上で,キツネとタヌキの増減の考察は重要であるかも知れません。

ノウサギは雪上に残された特徴のある足跡を里山でよく見かけることができます。農家の声からは林業や農作物に対する大きなノウサギの被害について聞くことができませんでした。ノウサギは明るい二次林を選好し,行動圏も比較的狭いので里山の動物として農家の人々に最もよく知られた哺乳類の1つです。

テンは農家の人々にとってあまり馴染みがないようだ。また,テンとイタチの区別ができない人もいる。一方,イタチは人里によく現れ,また,都市部でも定着している個体が多く,農家の人には大変馴染み深い哺乳類だといえます。

モグラ類は水田の畦に穴を開け,水田に張った水を抜いてしまう害獣として農家の人々は位置づけています。また,個体数が多いわりには地中生活者であるため,その姿を見たことのある人は比較的少なかった。モグラ類は里山の動物として農家の人は誰でもよく知っている哺乳類である。

その他の哺乳類では,ネズミ類やコウモリ類の種名がわかる人はほとんどいませんでした。リスは人里周辺に現れることがほとんどなく,農作物に被害を与えないので,農家の人にとっては里山の動物としてはあまり馴染みがない。

農家からのみた里山の哺乳類の現状は,特に,行動圏の大きい種類や肉食性の種類は減少傾向にあるように考えられます。例えば,シカ,イノシシ,キツネなどです。これらの里山のより詳細な現状把握には,時間をかけて調査する個体群動態の専門家の眼が今後必要となってくるでしょう。

おわりに

近年,里山の雑木林がほとんど利用されなくなり(重松,1991,守山,1988),植生遷移の進行により里山に住む動物たちの生活基盤が変化してきていると考えられます。農家から得られた情報は断片的で詳しい生息状況を聞くことができませんでした。また,哺乳類を害獣としてとらえて捕殺や狩猟する農家や行政側の対応だけでなく,害獣の生存をも守りつつ農作物を生産している農家の人も少なくありませんでした。例えば,和歌山県のある農家の人は,農作物が多く作られている人里へイノシシの侵入を防ぐ方法として,裏山の山中のイノシシ道周辺に米の糠(ぬか)をまいていました。特に,筍の季節に多くのイノシシが人里周辺に出没するので,朝早くから夕方までの間,何度もイノシシ道へでかけていました。この農家の方は大変親しみを込めて里山の哺乳類について語ってくれたのが印象的でした。

農家からみた里山の哺乳類の現状は,特に,行動圏の大きい種類や肉食性の種類は減少傾向にあるように考えられます。例えば,シカ,イノシシ,キツネなどです。これらの里山のより詳細な現状把握には,時間をかけて調査する個体群動態の専門家の眼が今後必要となってくるでしょう。

引用文献

桜井,1991.水辺の環境学−生きものとの共存.新日本出版社.
重松,1991.市民による里山の保全・管理.信山社出版.
自然環境復元研究会編,1991. 自然復元,特集ホタルの里づくり.信山出版.
自然保護財団埼玉県野鳥の会編,1990.ビオトープ,緑の都市革命.ぎょうせい.
進士,1987.緑のまちづくり学.学芸出版.
杉山・進士,1992.自然環境復元の技術.朝倉書店.
武内・横張・井手,1990.田園アメニティ論.養賢堂.
武内,1991.生態都市の発想−まちづくりウォッチング.綜合ユニコム.
田端,1992.ワークショップ「里山の現状」報告.京大生態学研究センター・ニュー ス No.10:p7.京大生態学研究センター.
農林水産省森林総合研究所鳥獣研究室編,1992.哺乳類による森林被害ウォッチン グ,加害動物を判定するために.林業科学技術振興所.
バードデザインハウス,1992.地球環境都市パネル展.地球環境都市パネル展実行委 員会.
古川・大西編,1992.環境イメージ論−人間環境の重層的風景.弘文堂.
守山,1988.自然を守るとはどういうことか.農山漁村文化協会.
リバーフロント整備センター編,1990.まちと水辺に豊かな自然を,多自然型建設 工法の理念と実際.山海堂.


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からのくに里山紀行 (第1回)

渡辺茂樹(フリーアルバイター)

韓国には里山調査が目的で行ったわけではないのだが,ことのついでにの気はあった。朝鮮戦争(こちらでは625動乱と言う)時に炎に包まれた韓国の山林は,岩山が多く降水量が少ない(日本に比べて)せいもあって植生が未だ十分には回復していないと言う。そのような状況下で,キツネ,タヌキ等の日本で言うところの里山動物がどのように生息しているかを知りたかった。加えてもし植生が回復していないならば,これらの動物の直接観察は容易ではないかとふと考えた。

釜山に着いた最初の夜,地元の研究者(慶星大学校のMr.禹龍泰)から聞いた話で意外だったのはキツネ絶滅の事実である。約20年前に野鼠駆除の目的の毒餌をまき始めてから減り始め,5年前ごろから殆ど見かけなくなっているという。ただ,同様にネズミを食物としている(はずの)イタチは現在でも頻繁に目撃できるとのことである。タヌキはむしろ増えており,アナグマも多い。ヤマネコ,カワウソは数は多くないが意外に人里近くにもいる。ただテンはキツネ同様に減少気味であり,最近は滅多に見られない,とのことであった。

エイリアンたる私は発言を控えたが,Mr.禹の説には疑わしい部分もある。殺鼠剤が原因で激減とのことであるが,キツネはそんなにやわな動物であろうか?イタチが減らない理由はその母集団の大きさから理解できるとしても,やはり動物食の比率が高く,母集団はむしろ小さい(おそらく)ヤマネコに比べてより大きなダメージを受けるというのは一寸信じがたい話である。絶滅という現象それ自体は真実としても(それを疑う気分も多少ある),要因はもう少し複雑なのではあるまいか?

ま,しかし,頭の中で考えてみるだけでは始まらない。一週間程度の旅行で何ができるかは甚だ心もとないが,ともかく現地をみてみることである。翌朝(1992.8.19)我々は次の目的地である慶尚南道随一の国立公園=智異山(チリサン)に向かった。日本人旅行者2人(Mr.細田徹治ならびにMr.鑪雅哉)にガイド役を買ってくれた在日留学生(北海道大学)Mr.韓尚勲を加えた総員4名は,Mr.韓の「顔」と好意で国立公園内の施設=自然学習園に泊まれることになっていた。

(つづく)


投稿をおまちしております

「さとやま」では,みなさまからの投稿をおまちしております。意見・質問・おぼえがきなど何でもかまいません。なお,このニュースレターは原則として再配布自由としますので,あらかじめご承知ください。

おしらせ

日本鳥学会1992年度大会自由集会

「里山管理と鳥類 その課題」

〈講演者〉里山管理の意義と課題を重松敏則(大阪府大・農学・造園),横浜市における里山管理の実例を古南幸弘(日本野鳥の会・普及),里山と菌類を佐久間大輔(京大・生態学研),里山と昆虫類を石井実(大阪府大・農学・昆虫),里山と鳥類を守山弘(農林水産省・農業環境技術研)の各氏が行います。

〈コメンテーター〉石田健(東大・演習林),後藤裕己(大阪自然環境保全協会)の両氏を迎え,総合討論を行います。

〈とき〉11月23日(月・祝日)夕方より約2時間(詳しい時間は申し込み後,学会より送られる案内にて)

〈場所〉大阪市立大学教養部内

〈参加資格〉鳥学会の一環として行いますので大会参加費をお支払い頂ければどなたでも参加可能です。参加費支払いの方は11月21日〜23日に大阪市立大学にて行われる日本鳥学会大会に参加できます。

〈参加費〉1500円

〈送金先〉振替 大阪8-324996「日本鳥学会1992年度大会」に郵便振替を行うか,または当日払い。

〈日本鳥学会事務局〉〒558 大阪市住吉区杉本3-3-138 大阪市立大学理学部動物社会学研究室

〈本集会の問い合わせ〉〒567 茨木市鮎川2-31-3  電話 0726-38-3593

長野義春(アカハラ事務所)

(長野義春氏より)

カンパのおねがい

「さとやま」は,みなさんからのカンパで発行しております。よろしくおねがいします。

なお,郵便振替口座を開設しましたのでご利用ください。口座番号は京都3-11462,加入者名「里山研究会」です。

編集後記

池田市の片山さん・東京都の森さんからカンパを頂きました。この場を借りてお礼申しあげます。

さて,「さとやま」も第2号を発行することができました。これもみなさまのおかげであります。厚くお礼申しあげます。

(伊東)