次の方々からカンパをいただきました． 厚く御礼申し上げます．

松井忠博， 嘉山博， 秋田昌男， 小寺範生， 村田弘， 海老沢秀夫， 北尾邦伸， 福井昭一郎， 福田和夫， 熊崎実， 倉持好通， 巽正平， 石井忠彦， 田端英雄， 本吉徹三， 堀田和裕， 大下倉隆太郎， 小原亮子， 氏原修， 菅由美子，鑛山宗利，土屋和三，後藤達彦，中山喜弘，伊井 野雄二，松尾政子，林美嗣

(順不同・敬称略)

ニュースの発行がまたまた遅れてしまいました．その責任はもっぱら田端が働かなかったことにあります．言い訳にしかなりませんが、外国での調査が多すぎるために国内での仕事にしわ寄せがきてしまいました．大変申し訳ありません．

ただし、里山関係の仕事を全くさぼっていたわけではなくて、かなり頑張って考えて、新しい提案も行っています．ニュース14号以降に私が里山関係で書いたもののリストです．参考にしていただけると幸いです．

• 巻頭言「里山を守るとはどういうことか」. 科学 55(8): 609 (1998)
• 「木質熱電併給システムで里山管理を—新しい農業・新しい林業—」. 科学 56(1): 14-17 (1999)

ここでバイオマスを利用したコジェネの可能性について簡単なシミュレーションをやってみました． 「里山の自然」出版の時点では、里山とは里山林とそれに隣接する農業環境を含む自然だといいながら，耕作を放棄して農地を荒廃させひいては日本の自然を荒廃させている減反政策に対する対案を批判してもなんら提案ができなかった． 昨年の夏頃から固まってきた燃料作物の導入による新しい農業像に関する提案を初めて行った． 減反政策をどう克服するかについて初めて論ずることができました． デカップリングについても論じています．ニュースの今号でドイツにおけるバイオヂィーゼルについて紹介したのもその一環である．

• 「里山利用で自然の保全を」. 随想森林 40: 9-11 (1999)
• 「林業を変えるとはどういうことか」. 随想森林 41: 39-40 (1999)
• 「続・林業を変えるとは、どういうことか」. 随想森林 42: 17-20 (2000)

土井林学振興財団が出している年2回発行の雑誌です． これは林業関係者以外には入手するのが難しいと思いますので、里山研究会のホームページに転載します．

さらに東海テレビ「テレビ博物館」の1000回特別番組で里山が取り上げられ，999回と1001回に田端が出演しました． 子供たち相手に里山の話をしました．

(田端)